不動産を所有するうえで、何かとトラブルになりがちなのが、持分です。
共有持分者と話し合いができるような良好な関係であれば、問題が発生することはあまり見かけませんが、そうでない場合は注意が必要です。
今回は、共有物分割請求と、それに伴う権利濫用の問題について解説していきます。
この記事は、共有不動産をお持ちの方の役に立てる情報が載ってますので、ぜひご覧ください。
共有物分割請求とは 共有物分割請求とは、他の人と共有している不動産の権利を自分だけの名義にしたかったり、自分の持分を相手に買い取ってもらって、共有状態を解消したいと相手方に申し出ることです。 不動産の所有権を持つ方の権利となります。 原則、申し出を受けた相手方は解消に向けて、協力をする必要があります。
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そもそも錯誤って? 動機の錯誤について知る前に、まずは錯誤の意味をおさらいしましょう。
錯誤 1 まちがうこと。まちがい。誤り。「―を犯す」「試行―」 「時々強いて―して織り込まれて」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉
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そもそも共有持分ってどんな状態? 簡潔にまとめると、1つの不動産に対して、複数人の持主がいるという状態です。
土地だったり建物を一緒に購入したりすると、その払った金額分で所有権を分けることが多いですね。
例えば、1,000万円の土地をご夫婦で購入した場合に、それぞれ500万円ずつ支払ったなら、持分は2分の1ずつになります。
難しい例だと、不動産によっては私道の持分だったり、地域の公民館の持分がセットになっていることもあります。 目の前の道が公道ではなく、私道だったりすると、みんなで保有する道路なので、持分が付与されます。
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共有持分ドットコムの斎です。不動産業の知識から「オトクな情報」を発信中!
今回ご紹介するのは、20代Aさんからのこんな相談。 「マイホームの持分を放棄してもいいから、早く夫のDVから逃げたい」とのこと。
…深刻な話題です。不動産は共有者全員の同意を得ないと売却できません。夫の同意を得ることは不可能に近いため、持分の権利を手放してでも逃げたいということですね。
しかし、結論から言います。「持分を放棄するくらいなら、持分売却をしてください」。シンプルに、損をしないためです。業者によってはトラブルもすべて仲介してもらえます。
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今回ご紹介するのは、40代Dさんからのこんな相談。 「親から土地を相続したが、共有名義で使いづらいし税金がかかるから放棄したい」とのこと。
共有不動産は共有者全員の同意を得ないとまともに活用できません。だから放棄したい、と。
お気持ちはわかります。しかし、実はこれもったいない選択です。斎からの回答は一つ。「面倒な共有不動産は、持分売却でお得に処理しよう!」…ということです。
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