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【DV・離婚】共有持分を放棄せず売却する方法は?|事例紹介

共有持分ドットコムの斎です。不動産業の知識から「オトクな情報」を発信中!

今回ご紹介するのは、20代Aさんからのこんな相談。 「マイホームの持分を放棄してもいいから、早く夫のDVから逃げたい」とのこと。

…深刻な話題です。不動産は共有者全員の同意を得ないと売却できません。夫の同意を得ることは不可能に近いため、持分の権利を手放してでも逃げたいということですね。

しかし、結論から言います。「持分を放棄するくらいなら、持分売却をしてください」。シンプルに、損をしないためです。業者によってはトラブルもすべて仲介してもらえます。

詳しく解説します。

理由①:持分放棄はシンプルに損でしかない

マンションでも戸建てでも、持分を所有しているならそれは「財産」です。購入時に資金を負担したならもちろん、そうでなかったとしても手放すだけでは損にしかなりません。

引越費用、新天地での生活費が必要ですよね? 親類や友人にお金の相談はしづらいはずです。

そんなときこそ、業者に相談すれば良いのです。取り急ぎ、こちらはいかがでしょうか。別の記事で紹介している「持分売却を専門とする不動産会社」ですね。 共有持分を高く売却するならCENTURY21 中央プロパティー

この業者の特長は以下の通りです。

●いちど権利を業者に渡してしまえば、配偶者と関わる必要はない

●売りにくい共有持分を、高値で売れる可能性がある

●2週間ほどでスピーディに資金化できる場合もある

特に1つ目は重要です。共有持分のみの売却なら、権利を共有する人の同意は必要ありません。業者に任せてしまえば、配偶者に相談することなく、最低限の書類のみですべての取引が完了します。

理由②:共有持分の放棄には配偶者の同意が必要

土地の所有権の放棄の登記は単独ではできない 出典:昭和57年5月11日民三第3292号民事局第三課長回答 参考:不動産の共有持分を放棄すると共有者に移るが注意点もある

司法書士などを通して自ら持分を放棄する際には、共有名義を持つパートナーの同意が必要です。「持分全部移転登記」という手続きが必要なためです。

「DVから逃げたい」「離婚したい」「これ以上、配偶者に関わりたくない」…。そのような場合こそ、持分放棄は悪手になります。何度も言います。専門業者に依頼しましょう。

最後に

離婚前やDVを受けているときは、視野が狭くなって当然です。今すぐ逃げ出したい、という感情が最も簡易そうな「持分の放棄」という手段を選ばせます。

なんとか、いちど冷静になりましょう。「権利をそのままに逃げる」は特に危険で、配偶者がローン支払い・固定資産税の支払いを渋ったときなどに連絡されてしまう恐れがあります。

以下くらい、シンプルに考えてください。

●DV・離婚でも不動産放棄はしない。

●放棄するより、売却をする。

●専門業者に依頼して、すべてのトラブルを仲介してもらう。

検討を祈ります。とにかくAさんの力になりたい齋でした。